食フンについて

この問題にも悩まされている方は結構多い。

 

なかには、うんちが出ている方向へ顔を向け、そのまま食べてしまう

犬だっている。

 

確かに、見ていてあまり良い気分はしない。

 

が、そのような行動を取ってしまう原因には、人間の行動が大きく

関与することが多い。

 

例えば、食フンをしようとした時に大袈裟に騒いでしまったり、犬を

おさえつけて無理矢理うんちを取り上げたり。

 

そのような人間の行動が、そのような犬の行動を作り上げてしまう

ことだってある。

 

だからこそ、食フンについてはあまり神経質にならないでもらいたい。

 

神経質になり過ぎると、知らず知らずに人間はそのような行動を

取ってしまうことがあるからだ。

 

そもそも、大半の子犬は食フンをする。

 

自分のうんちだけ食べる子もいれば、誰のものでもお構いなしに食べて

しまう犬もいる。

 

自分のうんちだけであれば、まず問題はない。

 

他の犬のものであっても、摂取することで感染してしまうような病気が

なければ問題はない。

 

オーストラリアの獣医師であり、生食のパイオニアでもある、ドクター・

イアンビリングハースト氏はこう言っている。

 

犬の糞には、良質なタンパク質や必須脂肪酸、ビタミンBなどの価値の

高い栄養素が含まれていると。

 

だからといって、食事として提供したくはないし、出来れば食べるのは

やめて欲しいと思うのは、飼い主ならば当然だろう。

 

だけれど、まずはそのようにうんちを食べても問題はないということを理解し、

落ち着いて対応出来るように心掛けていただきたい。

 

 

トイレシーツがビリビリに…

ふと思ったことを書いてみよう。

 

多分、多くの方が経験あるはずだ。

 

目を離していると、トイレシーツがかじられビリビリにされている。

 

そこらじゅうにトイレシーツの破片がちらかっている。

 

犬を見ると、口からトイレシーツの破片がはみ出している。

 

あ~あ…とため息をつきながら、ちらかったトイレシーツの破片を

広い集め、新しいトイレシーツと交換する。

 

どうでしょう!?

 

多くの方はこのような経験をされたこともあるのでは!?

 

しかし、最近ではワンコを飼われているお家に遊びに行くと、かなりの

確率でビリビリにされないように工夫されたトイレトレーが使用されて

いることに気が付く。

 

ビリビリにされないように、ネットが張られていたり、トレーがかぶせ

られていたりする。

 

改めて、これは画期的な商品だと思う。

 

さて、このような商品が出てくるまでは、トイレシーツをビリビリにされて

しまうことは少なくはなかっただろう。

 

しかし、そのようなことが起こるほとんどの原因が退屈というものである。

 

退屈で仕方なしに、トイレシーツをかじってしまうのだ。

 

そして、それが楽しくなり、どんどんビリビリになっていくのである。

 

要するに、何を言いたいのかというと、画期的な商品により、『トイレシーツ

ビリビリ事件』を未然に防げるようにはなったのだけれど、根本にある退屈が

改善されていないことが意外と多かったりする。

 

その退屈がまた新たな事件を引き起こす、引き金になり得る。



そうならないためにも、退屈の改善も一緒に考えてあげよう!

 

 

多頭飼いについて考える 5

例:2

 

これは皆さんも良く耳にすることはあるでしょう。

 

先住犬の真似をするというもの。

 

例えば、先住犬が毎回インターホンに物凄く吠えるとします。

 

そうすると2頭目の子もそれに同調して物凄く吠えるようになるといった

ようなものです。

 

部屋の壁紙をはがしたり、家具を噛むのを真似しているという話を

耳にすることもあります。

 

この真似をする行動…模倣行動と呼ばれたりもしますが、正直真似を

して、その行動をしているのかというのは確証はありません。

 

先住犬の子が吠えた声が、何かしら吠えを誘発する刺激となり、それが

真似をしているように見えるのかもしれません。

 

壁紙をはがしたり、家具を噛んだりしているのも、先住犬がイタズラを

した残骸が誘発する刺激となり、壁紙をはがしたり、家具を噛むことに

楽しさを見出したのかもしれません。

 

それが模倣行動のように見えるのかもしれません。

 

結局、真似をしているのか、ただ学習しているだけなのか、答えは

定かではありませんが、先住犬にそのような行動が見られるので

あれば、迎え入れるワンコもそのような行動をする確率が上がると

いうことです。

 

模倣行動でなかったとしても、それを誘発する刺激が増えるのは

間違いないわけですから。

 

そして、2頭一緒にそのような行動をするようになってから、直そうとしても

労力が倍以上にかかったりします。

 

そのような状況になり、一頭の子に向き合っている間、2頭目の子は

その行動をしているわけですから。

 

そうなってしまうと忙しくて仕方ありません。

 

であれば、そのリスクを減らすためには、先住犬のワンコが模倣されて

困るような行動は直してから2頭目を迎え入れた方が良いでしょう。

 

2頭共に、真似されて困るような行動をしてしまうのは良くない例の

一つですね。