例:2
これは皆さんも良く耳にすることはあるでしょう。
先住犬の真似をするというもの。
例えば、先住犬が毎回インターホンに物凄く吠えるとします。
そうすると2頭目の子もそれに同調して物凄く吠えるようになるといった
ようなものです。
部屋の壁紙をはがしたり、家具を噛むのを真似しているという話を
耳にすることもあります。
この真似をする行動…模倣行動と呼ばれたりもしますが、正直真似を
して、その行動をしているのかというのは確証はありません。
先住犬の子が吠えた声が、何かしら吠えを誘発する刺激となり、それが
真似をしているように見えるのかもしれません。
壁紙をはがしたり、家具を噛んだりしているのも、先住犬がイタズラを
した残骸が誘発する刺激となり、壁紙をはがしたり、家具を噛むことに
楽しさを見出したのかもしれません。
それが模倣行動のように見えるのかもしれません。
結局、真似をしているのか、ただ学習しているだけなのか、答えは
定かではありませんが、先住犬にそのような行動が見られるので
あれば、迎え入れるワンコもそのような行動をする確率が上がると
いうことです。
模倣行動でなかったとしても、それを誘発する刺激が増えるのは
間違いないわけですから。
そして、2頭一緒にそのような行動をするようになってから、直そうとしても
労力が倍以上にかかったりします。
そのような状況になり、一頭の子に向き合っている間、2頭目の子は
その行動をしているわけですから。
そうなってしまうと忙しくて仕方ありません。
であれば、そのリスクを減らすためには、先住犬のワンコが模倣されて
困るような行動は直してから2頭目を迎え入れた方が良いでしょう。
2頭共に、真似されて困るような行動をしてしまうのは良くない例の
一つですね。