多頭飼いについて考える 5

例:2

 

これは皆さんも良く耳にすることはあるでしょう。

 

先住犬の真似をするというもの。

 

例えば、先住犬が毎回インターホンに物凄く吠えるとします。

 

そうすると2頭目の子もそれに同調して物凄く吠えるようになるといった

ようなものです。

 

部屋の壁紙をはがしたり、家具を噛むのを真似しているという話を

耳にすることもあります。

 

この真似をする行動…模倣行動と呼ばれたりもしますが、正直真似を

して、その行動をしているのかというのは確証はありません。

 

先住犬の子が吠えた声が、何かしら吠えを誘発する刺激となり、それが

真似をしているように見えるのかもしれません。

 

壁紙をはがしたり、家具を噛んだりしているのも、先住犬がイタズラを

した残骸が誘発する刺激となり、壁紙をはがしたり、家具を噛むことに

楽しさを見出したのかもしれません。

 

それが模倣行動のように見えるのかもしれません。

 

結局、真似をしているのか、ただ学習しているだけなのか、答えは

定かではありませんが、先住犬にそのような行動が見られるので

あれば、迎え入れるワンコもそのような行動をする確率が上がると

いうことです。

 

模倣行動でなかったとしても、それを誘発する刺激が増えるのは

間違いないわけですから。

 

そして、2頭一緒にそのような行動をするようになってから、直そうとしても

労力が倍以上にかかったりします。

 

そのような状況になり、一頭の子に向き合っている間、2頭目の子は

その行動をしているわけですから。

 

そうなってしまうと忙しくて仕方ありません。

 

であれば、そのリスクを減らすためには、先住犬のワンコが模倣されて

困るような行動は直してから2頭目を迎え入れた方が良いでしょう。

 

2頭共に、真似されて困るような行動をしてしまうのは良くない例の

一つですね。