この問題にも悩まされている方は結構多い。
なかには、うんちが出ている方向へ顔を向け、そのまま食べてしまう
犬だっている。
確かに、見ていてあまり良い気分はしない。
が、そのような行動を取ってしまう原因には、人間の行動が大きく
関与することが多い。
例えば、食フンをしようとした時に大袈裟に騒いでしまったり、犬を
おさえつけて無理矢理うんちを取り上げたり。
そのような人間の行動が、そのような犬の行動を作り上げてしまう
ことだってある。
だからこそ、食フンについてはあまり神経質にならないでもらいたい。
神経質になり過ぎると、知らず知らずに人間はそのような行動を
取ってしまうことがあるからだ。
そもそも、大半の子犬は食フンをする。
自分のうんちだけ食べる子もいれば、誰のものでもお構いなしに食べて
しまう犬もいる。
自分のうんちだけであれば、まず問題はない。
他の犬のものであっても、摂取することで感染してしまうような病気が
なければ問題はない。
オーストラリアの獣医師であり、生食のパイオニアでもある、ドクター・
イアンビリングハースト氏はこう言っている。
犬の糞には、良質なタンパク質や必須脂肪酸、ビタミンBなどの価値の
高い栄養素が含まれていると。
だからといって、食事として提供したくはないし、出来れば食べるのは
やめて欲しいと思うのは、飼い主ならば当然だろう。
だけれど、まずはそのようにうんちを食べても問題はないということを理解し、
落ち着いて対応出来るように心掛けていただきたい。