カーミングシグナルを真似たら!?

カーミングシグナルという言葉を聞いたことがある人は少なくないと

思います。

 

カーミングシグナルとはボディランゲージに近いものがありますが、

特に落ち着きをもたらすシグナルとして使われます。

 

不安やストレスを感じた時に、自分を落ち着かせるために発したり、

自分の状態を相手に伝えることによって、相手に落ち着いてもらう

などの作用があると言われています。

 

それによって、無用な争いや自分に降りかかりそうな危機を回避する

といったところでしょうか。

 

このカーミングシグナルは、たくさんの表現があります。

 

メジャーなところではあくびなどがそうですね。

 

もちろん、眠い時にあくびはします。

 

それ以外で、例えば叱った時などにあくびしてるの見たことは

ありませんか!?

 

そのような時にあくびをしていたのならば、たいていがカーミングシグナル

なのでしょう。

 

他にも前足をあげる行動や、相手にカーブを描きながら近付くなどの

行動もカーミングシグナルの一つと言われています。

 

身体をブルブル振ったり、首を掻いたり、地面の匂いを嗅いだり、

そのような極自然に見られる行動でも、時としてカーミングシグナル

として出していることもあるようです。

 

さて、前回の記事は、これを書きたかったための前ふりだったのですが、

このカーミングシグナルを人間が真似たら伝わるのでしょうか!?

 

 

犬の行動を真似る

犬はボディランゲージを使ってコミュニケーションを取る。

 

吠えることもコミュニケーションの一つの作用はある。

 

しかし、その時の多くはボディランゲージと並行して出されている

ことが多い。

 

それだけ、犬は視覚によるコミュニケーションを必要とする。

 

なので、犬に何かを伝える時には犬の行動を真似てあげるとうまく

伝わりやすい。

 

例えば遊びのシグナル。

 

ふせの状態でお尻を高く上げ、尻尾を振っている様子。

 

そして、そこから小刻みに動く様子。

 

誘ってあげるように、そのまま顔を横にし、お腹を見せる様子。

 

これらの行動を真似してあげると、少し緊張気味だった子も緊張が

解け、遊びに乗ってくる子もいる。

 

逆に叱る時。

 

これらの時も犬の行動を真似ると伝わりやすい。

 

例えば、唸りながらゆっくりと近付く様子。

 

それでも止めなければ、ガウッ言いながら顔を急に近付ける様子。

 

これらの行動を真似てあげると、『すみませ~ん』といった様子を見せる

子もちらほらいる。

 

そのように犬の行動を真似てみると、反応が変わるかも!

 

 

トレーナー目線のトリミング

トレーナー目線でのトリミング。

 

これは犬にかなりの気を使う。

 

何故なら、犬が不安にならないようにそれぞれの作業に慣れさせようと

するからである。

 

例えば、爪切りにならすのであれば、最初から爪を切ることはしない。

 

いきなり、爪を切ってしまうことで、犬が怖い思いなどをしてしまうと

その後、大変なことになる可能性がある。

 

爪切りをしようとしたら暴れたり、かたや爪切りを持っただけで攻撃

しようとする可能性だってあり得る。

 

もちろん絶対にそのようになるわけではない。

 

そうなってしまう可能性があるというだけだ。

 

しかし、その可能性を極力潰していくのがトレーナーとしての考え方の

一つでもある。

 

なので、先ほど例に挙げた爪切りをとってみると、いきなり爪切りで爪を

切ったりするのではなく、金属を爪に当て、金属が当たる感覚に慣らして

いくなどの作業をすることもある。

 

そのようにして、徐々爪切りというものに慣らして、最終的に爪を切る

ところまで持っていくのである。

 

トレーナー目線でトリミングを見てみると、このように犬の状態を気に

留めることが幾つもある。

 

しかし、それが必ずしも良いわけではない。

 

飼い主さんは愛犬を綺麗にしてほしいのに、『慣らしてからじゃないと

出来ません』となってしまうと、それもいささか問題がある。

 

トリマーに対して、『まずは慣らすところから』と言ってしまうと、慣らして

いくだけで持ち時間は過ぎるだろう。

 

それでも足りないかもしれない。

 

結局のところ、いろいろな目線によって考え方は変わるのである。

 

ただし、いろんな目線での捉え方も考えて、子犬を迎え入れたら、トリミングの作業に慣らしてあげるということもご家庭で行ってあげて欲しい。