おやつのあれこれ

う~ん…。

おやつ使ったらいかんのかな?って思わされることがたまにある。

 

 

いろんなスクールを見てても、おやつを使うスクールもあれば、おやつを

使わないスクールもあるわけで。

どっちの意見も分かるんだけどさぁ。

 

 

でも、いろんなホームページを見てても、『おやつを使い続ける』スクール

ってのは見当たらん。

そう!

おやつを使うスクールも、おやつを使わないスクールも最終的にはおやつを

使わないで出来るようにしましょうってスタンス。

 

 

そして、僕が言いたいのは最終的にもおやつを使い続けたらいかんのかな?

ってこと。

飼い主さんの話を聞いてても、おやつを使わないでも出来るようにしたいって

意見は多いんだけど、そこまでこだわらなくてもいいような…

 

 

だって、どっちにしてもメリットもあればデメリットもあるのよ。

 

 

例えば、おやつを使わないトレーニングであれば、何か教える際に行動を

引き出すのが難しかったりするし、おやつほどのモチベーションを引き出せ

なかったりする。

でも、最初からおやつを使わないわけだから、おやつを使わないようにしていく

手間ははぶける。

 

 

それに対しておやつを使うトレーニングは逆ね。

行動を引き出しやすいし、モチベーションをあげやすい。

でも、おやつを使わないようにしていくのは、正直難しい。

 

 

難しいって書いたけど、これは飼い主さん目線ね。

トレーナーだったら出来ないとダメよ。

 

 

強化の原理を理解して実践出来れば、おやつを抜いていくのは出来るから。

連続強化や部分強化、分化強化とか。

そういった強化の原理をうまく使えば、おやつを抜いていってもおやつが

ある時と同等のパフォーマンスは出来るんだし。

 

 

トレーナーだったら、そういった学習理論などを知っておくべきだと思うし、

競技会とかになるとおやつとかは使ったらダメだから、おやつなしでも

出来るようにならないといけない。

 

 

でも、日常生活とか、飼い主さんがやっていく際にはおやつを使い続けても

良いと思うんだよねぇ。

だって、さっきも書いたけど、おやつを使う方が行動を引き出しやすいし、

モチベーションも上げやすい。

そして、そのきっかけとなる『おやつ』を抜いていくってのは難しいんだもん。

 

 

それなら、おやつ持って出来れば良いじゃん!

例えば、他の犬に吠える時におやつで誘導すれば吠えずに通り過ぎれる

っていうなら、ずっとおやつで誘導してあげればいいじゃん!って思う。

 

 

そしたら飼い主さんだって、犬が吠えたことにイライラしたり、ガッカリしないで

済む。

犬だって恐怖から吠えているだろうから、そこまで恐怖を感じないで通り過ぎる

ことが出来る。

 

 

それで、いいじゃないすか!

まあ、正直上のケースだとおやつに見向きもせずに、犬に吠えることを

選ぶのがほとんどだけど…

例えの一つとしてね。

 

 

おやつを使わなくても出来るようにしないとイケない!って先入観を一旦

見直してみよう!

 

 

1歳になったら落ち着く伝説

『1歳ぐらいになったら落ち着くよ!』

なんて言葉をかけられたことはないかな!?

 

 

いったいこの都市伝説はどこからくるんだろ…

ようちえんに通われる際に、何かしらのお悩みがあって入園する方は結構

多いんだけど、そのお悩みが出始めた頃に通われる方は少ない。

何か月か経ってそのお悩みに変化が無かったり、そのお悩みが深刻なものに

なってから通われるケースが多かったりする。

 

 

そのような飼い主さんに『何でもっと早く相談に来てくれないのよ~』的な話を

すると、返ってくる返事として意外と多かったのがこれ。

 

 

『1歳ぐらいになったら落ち着くと思って…』という返事や、

 

『1歳ぐらいになったら落ち着くよ!』って言われてってな感じ。

 

確かに犬を飼っている人達にそう言われたら、安心しちゃうかも。

だけど、そんな確証なんてどこにもない。

 

特に、社会化不足に関連するお悩みなら尚更。

 

確かに、何か部屋の中の物をいたずらしちゃうとか、要求吠えするとか、

そういうお悩みであれば大人になるにつれて興味の対象からはずれたり、

学習することによって、落ち着いていくだろーけど。

他にも、トイレとかがしっかり出来るようになって、自由にしてもらえる機会が

増えていくことで、ストレスによる行動も減るだろーし。

 

多分、そういったところから1歳になったら落ち着くとか、そういう風に言われる

んじゃないかって思うんすよ。

でも結局のところそれって、大人になったから落ち着いたってわけじゃなく、

学習したりとか、環境設定によってお悩みの行動が減っただけ。

 

だって、さっき書いた社会化不足に関連するようなお悩みの場合、1歳に

なったから落ち着いたなんて聞いたことがないもん。

 

社会化不足に関連するようなお悩みとして一番多いのは、やっぱり吠える

といった問題でしょ。

そして、社会化不足による吠えは恐怖や警戒からくるわけですわ。

そんな怖いものに対して、1歳になったから怖くなくなったなんて考えられない

でしょ。

 

もちろん、それまでの間に計画的な慣らしをしていけば、そういうことは

ありえるけど、ただただ何もしない状態でそういった恐怖や警戒による

行動が、1歳になったから落ち着くってのはないと思う。

むしろ、どんどん恐怖や警戒ってのは強くなっていくから。

 

だからこそ、社会化が必要なのよ~

1歳ぐらいになれば落ち着くだなんて、思わないで~

 

 

去勢に伴う男性心理

今回こんなタイトルで(笑)

この仕事をしていると去勢に関する相談を受けることは結構多い。

 

 

その度に必ずしなさいよというわけでは無いんだけど、どちらかというと

推奨することは多いかな。

何故なら、そのような内容を相談される時は性行動に関連する問題も

一緒に相談されることが多いからね。

 

 

例えばマーキングやマウンティング。

他にはヒート中のメス犬を追いかける行動。

こういった性行動に関連する内容で困っているのであれば、去勢することで

変化することもあるし。

パタッとしなくなるケースもあるから、そうなってくれれば御の字ですよ。

 

もし、そのようにパタっと無くならなかったとしても、全体的に減少するといった

研究結果は出ているから、そういった場合にはやはり推奨するかな。

 

 

さっき、性行動に関連する問題の一つとして、ヒート中のメス犬を追いかける

行動って書いたけど、これに関しては、一頭で飼っている家庭では目撃する

ことは少ないとは思う。

散歩中にすれ違ったとしても、一瞬だしね。

ドッグランとかは行かないからあまり分かんないけど、ヒート中だと入れない

って聞いたことあるから、そのような機会はないだろうし。

 

 

だけど、競技会やドッグスポーツをやっている方だったら、そのような機会に

会うこともある。

ヒート中だからといって、参加出来ないわけではないから。

そういった時には、ヒート中のメス犬に対して、興奮しっぱなしの犬を見かける

こともあるかも。

 

 

まあ、この問題で一番、重要なのは多頭飼いの時ね。

不妊手術をしていない、オス犬やメス犬が同じ空間にいると、メス犬が

ヒートになったとき、オス犬は狂ったように発狂することがあるのよ。

 

 

これは決して、大袈裟じゃないから。

普段、食欲がとてもある子でも、ご飯どころじゃなくなったり。

メス犬のヒートが終わるまで、叫び声をあげ続けたり。

そういったことも起こり得る。

この時にオス犬にかかるストレスは絶大なもんだと思うのよ。

 

 

そういったところからも去勢を推奨したりするんだけど、意外なところに

伏兵が潜んでいることも。

そして、その伏兵が去勢に反対意見を出すこともある。

その伏兵とは…

 

 

飼い犬のパパさん。

これはね、すっごい気持ちが良く分かる。

正に男性ならではの意見だからね。

多分、自分の身に置き換えて去勢することを考えちゃうんだろーなぁ。

 

 

そりゃ、辛いわ…

 

 

要するに、そういった考えから去勢に対して反対意見が出てくるというのも、

経験上、意外と多かったりする。

これぞまさに男性心理。

 

 

でも、やっぱり人間と犬は違うからね。

人間は理性で止められるってところもでかいし、それに対しての発散方法も

選択出来る。

でも、犬はそういった場合、一直線だからね。

そりゃ、それが叶わないなら、その時のストレスはでかいって。

 

 

同じ男同士。

その気持ちもよく分かるが、犬への影響を第一に。