引っ張りを止めさせるトレーニング日誌 6

今回試してみたかった方法。

 

初めて行ってみる方法だが、効果はあるのかの検証も含めて。

 

しかし、この方法は小型犬じゃないと使えないだろう。

 

それは犬を抱き上げるからだ。

 

ちょうど、今この引っ張りに関してトレーニングを行っているのは

小型犬なので、試してみたかった。

 

この方法は特に何か本に載っているようなものではない。

 

どのような方法かというと、犬が飼い主さんよりも前に行きそうになった

瞬間に犬をすくいあげるように、抱き上げるのだ。

 

かなりタイミングが難しく、慌ただしくなってしまう。

 

更に、犬をうまく掴んだり、うまく保定出来る飼い主さんでない限りは

危険なのでやらない方が良いだろう。

 

何故、このような方法をやってみようと思ったかというと、飼い主さん

の方を意識するようになる方法の一つだと思ったからだ。

 

結局のところ、引っ張る犬というのは飼い主さんの方へほとんど

意識を向けていない。

 

自分の行きたい方向だけに意識を向けている。

 

だから、名前を呼んでも反応しないのだ。

 

しかし、この方法では犬が勝手に前に進んだら、急にすくうように

抱き上げられてしまう。

 

『急』というところがポイントである。

 

急にそのようなことが起これば、多少なりとも犬は驚くだろう。

 

そうすることで、犬は急にすくい上げられる方向、つまり飼い主さんの

方を意識するようになる。

 

犬が自分の進みたい方向にしか意識がないのであれば、必然的に

リードは張る。

 

が、飼い主さんの方へ意識をしているのであれば、リードが張るほど

前には行かない。

 

この方法を試してみたところ、結構効果はあった。

 

しかし、先ほども書いたように、難しい。

 

万人向けの方法ではないので、また別の方法を試してみよう。