犬の領域と空間3

前回の記事では、社会的距離を侵された

犬が最初に見せる行動として多いのは

フリーズ(固まる)することと書きました。



今回はその後の犬の動きについて見て

いきましょう。



フリーズした際に犬は、対象物へずっと

意識を向けています。



対象物との距離を推し測っているわけです。



しかし、その対象物との距離がさらに短く

なることがあります。



犬がその時に示す行動として多いのが

逃避行動になります。



その場から逃げ出そうとするわけです。



しかし現実は過酷です。




正直、人や犬が苦手な犬というのは結構います。



そのような犬を連れて外で散歩していると、

平気で近づいてくる人がいます。



社会的距離を侵され、フリーズするのですが

それ以上に近寄られることもしばしばあります。



そうなった時、野生の犬であれば逃避行動を

取って、その状況は終わることしょう。



しかし、現実問題、飼われている犬達は外では

リードにつながれ逃げ出すことが出来ないのです。



数回、そのような状況が繰り返されると、

犬は逃避行動を取れないことに気付きます。



そうなると犬は最終の行動へ移るわけなのです。



その最終の行動として多いのが

攻撃行動と呼ばれるものです。



攻撃してでも、自分の社会的距離を

守ろうとするのです。



この行動段階まで到達してしまう前に、やはり私たち

飼い主は気付いてやらなければなりません。



そのためにも、日々犬の様子を真剣に

観察することも大切です。



でなければ、犬にとってかかるストレスが

大きくなっていくわけですから。



そして、根本は社会化なのです。



社会化をしていれば、その物との社会的距離は

なくなっていくのですから。




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犬の領域と空間2

前回、犬の領域と空間(社会的距離)について

人間に例えて説明していきました。



社会的距離とは、自分にとって相手との

心地よい距離であり、その距離は様々な

要因によって変化するということ。



そして、犬はこの社会的距離を強く

意識しているということ。



さて、今回は犬が社会的距離を侵されたら

どうなるかについて書いていきます。



前回の記事に書いたように、すべての犬が

同じものに対して同じだけの社会的距離を

とるわけではありません。



その犬の経験によって社会的距離は

異なります。



その経験の多くは子犬の頃の社会化の経験が

大きく関わってきます。



例えば人に対して社会化されていたのであれば、

人が近寄って来ても、空間を侵された気には

なりません。



逆に人に社会化されていなければ、人が近寄って

来た時に空間を侵されたと意識してしまいます。



そして、そのように社会的距離を侵された犬が

取る行動は幾つかあります。



そして、その行動には順番もあります。



まず、大抵の犬が取る一番目の行動は、



フリーズ。



固まるということです。



完全にその対象物へ意識が向かい、その対象物から

目線がはずれないことがほとんどです。



その対象物と自分との距離を常に

推し測っているのです。



それと同時に体は緊張状態に入ります。



体への状態の表れも個体差がありますが、

一般的には、背中の毛が逆立ったり、尻尾が

ピンと立ち上がったり、前傾姿勢であったりと。



このように犬の体にも変化が出てきます。



私たち、飼い主はこれらの犬が出すシグナルを

読み取ってあげることが必要だと私は思います。



次回は、その後の行動について更に深く

書いていきます。




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犬の領域と空間

犬の領域と空間について、少し書いていこう

と思います。

犬の領域と空間、難しい言い方ですが、

社会的距離とも言われます。

簡単にいうと心地の良い空間ということです。

犬は特にこの社会的距離を意識する動物であり、

この心地良い空間を侵されることを嫌います。

これは人間も同じです。

この社会的距離は個体差による経験値により

異なったり、環境や状況によって変化していきます。

人間で例えると分かりやすいので、少し例を挙げて

説明していきましょう。

たいていの方は電車に乗ったことがあると思います。

朝の通勤ラッシュや週末の終電に乗られたことが

ある方も多いと思います。

朝の通勤ラッシュや週末の終電って、もの凄く

近い距離に他の人達がいますよね。

肩がぶつかったり、背中がくっついていることなんて

ざらにあります。

そんな近い距離に見知らぬ人がいても、嫌では

あるけれど、仕方がないと諦めがつきますよね。

では、次の場面を想像してください。

貴方は電車に乗っています。

その電車はガラガラで車両には貴方しか

乗っていません。

貴方が乗っている電車が駅に着き、

一人の乗客が乗車してきました。

車両には貴方しか乗っていないのに、

乗客は貴方の隣に座りました。

かなり居心地悪くありません!?

貴方の社会的距離が侵されたのです。

これが状況によって社会的距離が変化する例です。

もう一つぐらい例を挙げてみましょう。

これは男性じゃないと分かりづらいかも

しれません。

駅や、サービスエリアの男性トイレで小をするとき、

便器が横並びに並んでいます。

便器が2つしかなければ、隣に来られても

しょうがないと思い、自分の社会的距離を

侵された気にはなりません。

しかし、便器が10個ぐらい並んでいるのに、

隣に来られると、社会的距離を侵された

気に私はなります。

一つ感覚を空けてくれよ…と思いながら

隣の人を意識してしまいます。

これは環境によって、私の社会的距離が

変化したのです。

このように、犬も自分の社会的距離を強く

意識している動物になります。

では、次回はこの社会的距離を侵された

犬の行動について書いていきましょう。



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