自分史 2

何故今、猫の話をしているかというと、この猫との忘れる事の出来ない体験を知って頂きたいと思ったからです。


それは僕が小学校を卒業する頃の話なのですが、親の転勤が決まっていて小学校を卒業したら家族全員で引っ越す事になっていました。



今までは一軒家に住んでいたのですが、引っ越す先は父親の会社のマンションという事でペットは飼えないとの事でした。



今の私ならペットが飼えるマンションを探し、必ず連れて行きます。



でも当時は今ほどペット可のマンションがあるわけではありませんし、私もまだ幼かったので自分の力で何とかするのは不可能でした。



何度も泣いて親を困らせましたが、説得され飼っていた猫を知人に引き取ってもらう事になりました。



引っ越し前日、母親と一緒に猫をその知人宅に預けに行ったのを覚えています。



預けた帰り道、母親と一緒にずっと泣きながら帰った事も覚えています。



母親も悲しかったんだと思います。



家に帰ってからも私はしばらく泣いていました。



もう夜中になり家族全員眠りに就きました。



眠りに就いてからどれくらい経った時でしょうか…



玄関の前から『ニャー、ニャー』と声が聞こえてきます。



家族全員が起き、皆で玄関を開けるとそこに愛猫がいたんです。



疲れた様子をし、だけど一生懸命に戻ってきたのが子供ながらに分りました。



預けに行った知人宅は家から車で10kmぐらいはあったと母親は言っていました。



田舎に住んでいたので、自由に外へ行き来出来るようにして飼っていましたが、そんな遠くまでは行った事はないと思います。



そんな距離を…通った事のない道を…どうやって…



今はいろいろ考えると不思議ですが、その時はそんな事を考えることなく、ただただ嬉しくて、その時の様子を今でも鮮明に思い出せるほどです。



この体験は子供ながらに衝撃でした。



私をより一層、動物への世界に近付けたきっかけになったと思います。




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