罰による副作用

しばしば、罰について取り上げているのだが、教科書的な

ものには、罰を使うことによって、副作用が出る可能性が

あると載っていることが多い。

 

特に、罰を否定するものには大抵記載されている。

 

だからといって、私は罰を推奨しているわけではない。

 

ちなみに罰とは、犬の行動を減少、又は抑制させることを言う。

 

よって、犬が何かをした時に、大声で叱ったり、お尻を

叩いたりすることによって、その行動が減少、抑制出来た

のであれば、それは罰になる。

 

大抵の場合、嫌悪刺激を用いることが多い。

 

嫌悪刺激とは、文字の通り、犬が嫌とか不快に感じる

刺激を指す。

 

もちろん、罰を使わずして、犬に優しいトレーニングで問題

行動なども修正出来るのであれば、それが一番望ましい。

 

だからこそ、私も最初から罰を使うことなどはしない。

 

最初は、犬にとっても出来る限り負担がなく、ストレスの

かからない方法から試していく。

 

しかしながら、それだけでは難しいケースもある。

 

そのような時には私も罰を使うことがある。

 

しかし、それが悪い事だとは思わない。

 

何故なら、犬は人間ではないけれど、大切な家族の

一員である。

 

例えば、自分が家族の目の届く範囲でイケないことをした

時には、親に怒られたものだ。

 

それが、言葉で叱る親もいれば、殴る親もいる。

 

反省させるために、暗い部屋に閉じ込める親もいるだろう。

 

きっと、生まれてきて殴られたことはないにせよ、一度も

叱られたことのない人間は少ないだろう。

 

もし、家族の目の届く範囲ではなかったとしても、職場には

上司がいたり、学校には先生がいたり、社会には警察がある。

 

そのような中で、イケないことをした時にはもちろん、それなりの

罰則があったり、叱られることがある。

 

他人なのにだ。

 

先ほども書いたが、犬は大切な家族の一員だ。

 

そこで犬がイケないことをした時に、家族が叱ることは

悪い事ではないのではないか。

 

そこにはもちろん、結果が付いてこなければならないが。

 

書きたいことから少しずれてしまったので、修正しつつ

次回へ続けます。