最近、散歩中の引っ張りが困っているとのことで依頼を受けた。
引っ張りが一番お困りとのことだったので、久しぶりに引っ張りを
止めさせることをメインにトレーニングを開始した。
引っ張りを止めさせるにも、たくさんの方法がある。
優しい方法から、厳しい方法まで様々だ。
今までの経験から、引っ張りを止めさせるトレーニングを行う際には、
自分なりの方法はたいてい決まっている。
その中でも必ず私が取り入れるトレーニングは、引っ張らずに
隣に付いて歩いていたら、報酬を与えるというものである。
それによって、犬は飼い主の隣に付いて歩いていると良い事が
起こると学習し、隣に付いて歩くようになる。
しかしながら、正直これだけでは難しいのが現実である。
特に引っ張る行動が、強化されていたら尚更。
そのような犬の場合、隣に付いている時に報酬を与えようとしても、
報酬に見向きもせずに引っ張り続ける。
もしくは、報酬を得たら、またすぐに引っ張ることを繰り返す。
なので、ベースとして、隣に付いて歩いている時に報酬を与えることと、
他の方法を併用して行っていくことが私は多い。
その、他の方法に関しても、この方法を使えばイケるだろうという
方法はあるのだが、今回久しぶりにいろいろな方法を試してみよう
と思い、挑戦してみた。
まず、手始めに行ってみたのが教科書的な方法。
電信柱ゲームとか信号ゲームと言う方もいる。
どのような方法かというと、リードが張りそうになったら、電柱の
ように立ち止まるという方法。
そして、リードが緩んだら、歩き出すといった感じだ。
信号ゲームと呼ばれたりするのは、リードが張りそうになった時が
赤信号、リードが緩んだ時が青信号といった具合だろう。
赤信号なら止まれ、青信号なら進めだ。
さてさて結果はいかに!?