引っ張りを止めさせるトレーニング日誌 4

前回、引っ張りを止めさせるトレーニングとして、教科書的な

方法の一つを行ってみたわけだが、あえなく断念。

 

しかし、もう一つのベースとなるトレーニングとして、横に付いて

歩いている時にご褒美を与え、横に付いて歩くことを強化していく

トレーニングは続けている。

 

これは、外に出なくても、室内で出来るトレーニングであることが

大きい。

 

もちろん、室内でもリードを着けて、犬が引っ張ったら止まって、

リードが緩んだら歩き出すということが出来ないわけではないが、

いささか現実味に欠けるだろう。

 

そのトレーニングを行うスペースを取るのは難しい。

 

さて、横に付いて歩くことを強化していくトレーニングを続けて

いたから、とても上手に横に付いて歩くようになってきた。

 

しかし、これはもちろん室内での話だ。

 

このまま外に出たとしても、ご褒美に見向きもせずに引っ張る

ことだろう。

 

これは以前も書いたように、室内と外とで状況が異なることが

大きい要因の一つ。

 

それと、室内に比べ、外には魅力的なものがたくさんあることも

大きい要因となる。

 

匂いや、歩いてくる人、犬、外にはたくさんの刺激が存在する。

 

それらの刺激よりも、横に付いて歩いている時にもらえる

ご褒美の方が強い刺激となれば見向きもしないという状況には

ならないのだが、多くの場合外の刺激の方が勝ってしまう。

 

そうなってしまうと、横に付いている時にいくらご褒美を与えるという

トレーニングを行ったところで難しい。

 

今回のケースもまさにそれだ。

 

そこで今回、試してみた方法がこれ。

 

リーダーウォーク。

 

これも教科書的な方法の一つ。

 

でも、一世代前の教科書って感じの方法。

 

何故、一世代前なのかは次回にでも説明するとして。

 

どのような方法か説明すると、犬と一緒に歩いているとして、

犬が勝手に行きたい方向へ行こうとしたとき、飼い主さんは

180度反転し、犬と逆方向へ歩き出すという方法。

 

ひたすら、これを繰り返す。

 

これも理論的には合っている。

 

要するに犬がリードを引っ張ろうとするなど、勝手に歩き出した

時には飼い主さんは反転し逆方向へ歩き出すわけだから、犬は

行きたい方向へ行くことが出来ない。

 

リードを引っ張る、または引っ張ろうとすると、行きたい方向へ

行けない。

 

リードを引っ張らずに歩いたら、そのまま進行方向ではあるが、

行きたい方向へ行けるという図式が成り立つ。

 

果たしてこの結果は!?