牙を剥き出して笑う

犬の笑顔はとても素敵なものだ。

 

口角が緩み、穏やかな目をして、見ているだけでとても癒される。

 

笑顔とは違うが、適度な運動をした後の、ハアハアと体温を調節

するためにパンティングをする表情にも癒される。

 

大きく口をあけ、満足したかのように目をすぼめている表情も

とても可愛らしい。

 

どうやら人間はそのように大きく口をあけ、目を細めている姿に

弱いらしい。

 

それが、自分よりも非力な対象になると尚更だ。

 

人間が、赤ちゃんや動物に、可愛いといった感情を抱くのも

そのようなことが関係している。

 

動物が好きであれば、獰猛な動物…ライオンやトラであっても、

その子供であれば可愛いといった感情を抱く。

 

それは、その子供が自分よりも確実に非力なことであったり、

大きく口をあけ、目を細めている姿(笑っている様子)などに、

敵意を感じないことなどが心理学上では関係しているらしい。

 

少し脱線したわけだが、皆さんはこのような犬を見たことがあるだろうか?

 

歯を剥き出して笑っている犬の様子。

一瞬の見た目には、『これから噛んでやる』と言わんばかりに牙を

剥き出しているのである。

 

しかし大きく違うのが目の形である。

 

威嚇的に牙を剥き出す時の様子とは大きく異なり、目を細めてニタッと

笑った目をしている。

 

その口元と目元のギャップが非常に面白い。

 

犬の笑顔にはそんな表情もあるのだ。

 

是非、自分の犬をもっともっと観察してみて欲しい。