犬を見ると興奮する子は、結構多いのではないだろうか。
散歩中であったり、ドッグランであったり、どこかの施設であったり、
犬同士出会う機会はたくさん存在する。
そのような機会に犬と出会うと、興奮状態になり全くこちらの声が
聞こえなかったり、攻撃的になったり、ギャンギャン吠えたり、
そのような行動をしてしまう子も少なくはない。
おやつなどで気を反らそうとしても、全くおやつに見向きもしなかったり、
おやつを一瞬で食べて、またすぐに元の状態に戻ってしまう。
犬を見て興奮してしまう子はそのようなタイプが多い。
さて、先日飼い主さんとこのような話をする機会があった。
その方の飼っている犬は他の犬に対して、攻撃まではいかないまでも
ギャンギャン吠えてしまうことがあるという。
そのような行動がわりかし早い頃から見られたらしいので、いろいろな
方にアドバイスをもらったらしいのだが、その中に興奮するような玩具
遊びやディスク(フリスビー)はさせないようにというアドバイスがあったという。
その子はロープなどの引っ張りっこ遊びが大好きで、興奮すると
ウーウー声を出しながら、引っ張りっこをする。
ディスクも大好きで、とても楽しそうに追いかけていたという。
しかしながら、そのようなアドバイスをいただいたということで、それから
そのような遊びはパタリと止めたらしい。
それからもう1年ほど経つという。
さて、ここからが本題だ。
実際にそのようなアドバイスを聞くことは多い。
興奮しやすい子に興奮するような遊びをさせてしまうと、より興奮
しやすくなるといった内容だ。
結局そこから、他の犬への攻撃性や他の犬にギャンギャン吠えて
しまうことにつながる。
事実私も以前はそのようなアドバイスをしていたこともある。
しかし、今は考え方がその頃とは異なる。
もう少し詳しい話を次回へ続けよう。