○○な関係

飼い主と犬との関係作りを○○な関係と呼ぶことがある。

 

 

最近では使われることが少なくなってきたが、以前は上下関係主従関係

といった言葉を使われることが大半を占めていた。

 

 

そう呼ばれていた多くの理由は、犬が飼い主を含めた家族という単位の

中で群れを作ると考えられていた事。

そして、その中で犬は常に上に立とうとしていると考えられていたことなど

が挙げられる。

 

 

犬は自分よりも上位の者の言うことしか聞かず、下になってしまえば

言うことを聞かないだけではなく、好き勝手に振る舞う。

そのような考えの元、上下関係、主従関係といった言葉が叫ばれるように

なったのであろう。

 

 

最近ではそのような言葉を聞くことは少なくなった。

家族内で群れを作ったり、その中で上下関係を作るといった考えが否定

されるようになったからだ。

 

 

その頃から、信頼関係と言った言葉を聞くことが多くなったと思う。

そして最近では対等な関係や友人関係といった言葉を聞くことも多い。

 

 

さて、ここからが本題だ。

僕はあまり、この○○な関係という言葉を使わない。

 

 

何故かというと、○○な関係という表現は個人個人によって見解が異なる

ことがあるということ。

そして、もう一つは自分の中でしっくりこないからというのが理由だ。

 

 

正直、全部の良いとこ取りをしたい。

友人のような関係でありつつ、頼られる先輩のような関係でありつつ、

強さを持つ上司のような関係でありつつ。

 

 

主従関係や上下関係ほどの厳しいイメージである必要はないけど、正直、

強さを見せといた方が一緒に生活していく上で楽な面ってたくさんある。

困った行動に対して止めて欲しいことを伝える時に、強さを持たない人よりも

強さを持つ人が伝えた方がすんなり聞き入れやすい。

 

 

こんな書き方すると、『強さ』ってのにもそれぞれ人によって見解が異なる

から誤解されるかもしれんけど…

だけど、実際そう思う。

家族内で母親の言うことよりも、父親の言うことを聞く子供は結構多い。

それは父親から『強さ』というものを感じるからだろう。

 

 

その強さってのを表す関係を主従関係や上下関係と呼ぶのであれば、

その関係性を全否定する必要はないだろうし。

となると、結局呼び方ってどーでもいんだよねー。

だって、さっきも言ったように人によって見解が違うもん。

 

 

結局、僕が思う犬との良い関係って、飼い主が愛犬のことを良く理解し、

何が嫌なのかとか、何が怖いのかとかを一早く察知して、それに対しての

対応をしっかり取ってあげれること。

この飼い主といれば大丈夫だなぁと全信頼を置いてくれ、やって欲しくない

ことに関しては、多少なりとも厳しくするけど、それがしっかりと犬に伝わる

方法だということ。

かといって、そんなにやって欲しくない行動を多く捉える必要もなく、たくさんの

事を無理強いさせないようにすること。

こっちが、やって欲しくないと思うように、犬もやって欲しくないことはある。

それをしっかりと把握し、嫌なことはしないようにすること。

犬が一人で出来ないけど、とても大切な散歩などは時間が無いとか、

忙しいとか言い訳せず、心身共に満足させてあげるようにする。

…。

 

 

書いてたら止まらんわ!

そして、まだまだ書き足らんわ!
それを、○○関係の一言で済ませられるか!って話。