対症療法じゃないとダメなものも。

前回、少しだけ対症療法について触れてみたので、ちょい続きを。

とか言いつつもだいぶ時間経ってるけどね。

 

 

前回で対症療法と原因療法を組み合わせてやってけば良いじゃん!

って話をしました。

とにかくは表面的な症状を緩和させて、しっかりと原因となる根本を

治療していきましょうよって。

 

 

今回は原因療法が効かない話。

要するに対症療法でしか対応出来ないものもあるよ!って話。

 

 

もちろん、それは人間にも犬にも考えられると思う。

 

 

例えば人間のとても一般的な病気の一つ『風邪』。

 

 

この風邪って病気の真の治癒は薬剤ではなく、人体の持つ自然治癒力によってのみ起こるのだそう。

よって、医療機関で出来ることは患者が訴える表面的な症状に対しての対症療法ぐらいしか無いのだそうです。

例えば喉の痛みに対して鎮痛剤を出したり、発熱には解熱剤といった具合に。

 

 

それを聞いた時に、犬は?と思った。

そして、散歩中のリードの引っ張りとかはこれに当たるのかなってね。

 

 

表面的な『引っ張り』という行動を直したり、緩和させるのには様々な方法がある。

教科書的な内容では、犬が引っ張ったら止まる→リードが緩んだら歩き出すといった方法やリーダーウォークと呼ばれるもの、隣に歩いている時にご褒美を与え、横に付いて歩くことを強化していく方法など。

 

 

これらは全て、対症療法に当たる。

 

 

だって、この引っ張りという問題の根本となる原因を考えた時、その根本って

何かなって考えてみると…

 

リードを引っ張ることで好きな場所へ行けることを学習したから?

 

 

ストレスが溜まってるから?

 

 

いや。

それは根本的な原因ではないでしょ。

だって、学習する前から引っ張る奴は引っ張るし…

ストレス溜まってなくても引っ張る奴は引っ張るからね。

 

 

結局のところ、引っ張りの根本の原因って犬の方が歩くのが早いからって

ことでは?

それを散歩という枠にはめるから起こるのではないだろうか?

 

 

ただ、この根本を解決しようとなるとリードを着けないってなってしまう

わけで…。

そんなわけにもいかないから、この引っ張りって問題は対症療法じゃないと

いかんのではないだろうか!

 

 

って思ったお話でした!