さて、今日書いてみようと思うのは前回の続き、
中毒症状に関連する内容である。
その中でもチョコレート中毒について、実際に
あった話も含めて書いていこう。
チョコレート中毒。
この中毒症状は嘔吐や下痢、神経過敏、興奮、
こん睡、ふるえ、けいれんなどの症状を引き起こし、
時には突然死や腎臓障害を引き起こすと言われ
ている。
この症状を聞くと、とても怖いものだが、そうそう
起こりうるものではない。
致死量までいくケースが少ないからだ。
この症状を引き起こしてしまう原因はチョコレートの
カカオマスに含まれる、テオブロミンという成分が
関係してくる。
よって、致死量も同じ量のチョコレートだったと
しても、そこに含まれるテオブロミンの含有量に
よって異なってくる。
チョコレートにも様々な種類がある。
ビターチョコレートやミルクチョコレート、
ホワイトチョコレートなど様々だ。
ビターチョコレートはカカオマスの含有量が
非常に高い。
そこまで、チョコレート通ではないため、何%以上の
ものをビターチョコレートと呼ぶのかなどは全く見当
つかないのだが、カカオマスの含有量が高いという
ことは、自然とテオブロミンの成分も高くなる。
それに比べてホワイトチョコレートなどに含まれる
カカオ分はココアバターのみとのことなので、
テオブロミンの含有量はビターチョコレートに比べ、
極めて低い。
まあ、ともあれ食べさせないことにこしたことはないが…
では、実際にあった話を、書いてみたいと思う。
その犬は留守中にチョコレートを食べた。
体重5kgほどの犬なのだが、食べたチョコレートの
量は、ハワイなどのお土産によくある、マカダミア
ナッツ入りのチョコレート、ひと箱分だった。
致死量までは達していないが、それに近い量では
あった。
ちなみに、マカダミアナッツにも中毒を引き起こす
成分が含まれている。
今回、そこは置いておこう。
飼い主が家に戻った時には、部屋中に嘔吐と
下痢の後が20箇所ぐらい。
ふるえや若干の痙攣を引き起こしていた…
病院に連れて行き、食べたものを吐かせ、胃洗浄を
行い、しばらく安静に。
完全に元通りの状態になるまで、数日を要したが
命に別状はなかった。
続きは次回へ。
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