犬の毛が逆立っている状態をしばしば目にする
ことがある。
特に緊張状態に入るとよく目にする光景である。
しかし、毛を逆立てる時はそれだけではなく、アドレナリンが
分泌されるような興奮状態に入った時でも起こり得る。
もちろん犬種によっては、毛の逆立ちが目立たない犬も
いるので、しっかり観察することが大切だ。
さて、先ほど緊張状態でよく目にすると書いたわけだが、
特に他の犬を見たときに緊張状態に入ることが経験上
多いように感じる。
それが攻撃に移ることも、しばしば。
なので、毛を逆立てた状態は一つの目安として用心して
欲しいと思う。
この毛を逆立てるという状態は、社会化されていない
犬だけに起こるわけではない。
良く社会化された犬にも起こる。
むしろ良く社会化されているからこそ起こるのかもしれない。
以前も何度か書いたことはあるのだが、良く社会化された
犬というのは犬に対して友好的なだけではない。
相手のボディランゲージをしっかりと読み取り、相手に
ボディランゲージを伝え、相手との適切な距離を保てる
犬が良く社会化された犬である。
そーいった犬だからこそ、初対面で相手の意図が
読みづらかったりすると毛が逆立つのだろう。
初対面なのに、いきなり距離を詰めてくる犬に対して、
緊張状態に入るのだろう。
このように犬は、何かしらのシグナルを常に発信している。
それを読み取ってあげて欲しい。