犬が嫌いだった。

先週の週刊少年ジャンプに、こんな話があった。

 

良く『イヌ派?ネコ派?』という質問を聞かれるが、

そもそもイヌかネコが好きと言う前提での質問だよね!?

 

確か、そんな感じだったと思う。

 

確かに…と思いつつ、こんなことを思い出した。

 

今でこそ、こんな仕事(ドッグトレーナー)をしているが、

そーいえば昔は犬が嫌いだった。

 

それというのも、自分がまだ小学校4,5年生の頃。

 

私は四国の香川県に住んでいた。

 

私には一つ上に兄がいるのだが、家の前で兄と野球か

なんかボールを使って遊んでいたとき。

 

良くありがちの光景だが、ボールが近所の家の塀を

超えていった。

 

兄もそのボールを取るべく、勝手に近所の塀を登って、

その家の庭に入っていった。

 

今では、香川県の犬事情は良く知らないのだが、当時は

犬が外で飼われているのは当たり前。

 

いわゆる番犬飼育だ。

 

その家でも犬が飼われていることは知っていた。

 

ここからはあまり定かではないのだが、次に私が覚えている

光景は、その家から既に出てきていた兄が、そこの犬に

追いかけられている光景だ。

 

必死になって逃げる兄。

 

それを追いかける、柴だったか、雑種だったかの犬。

 

そして、その状況が怖くて逃げる僕。

 

僕も走り回って逃げていたのだが、その犬のターゲットは

完全に兄だった。

 

結局、飼い主さんも出てきていたのだが、収集がつく前に

兄は足の太ももを噛まれ流血していた。

 

その経験からか、犬が嫌いだった。

 

その当時に『イヌ派?ネコ派』と聞かれていたら、

間違いなくネコ派と答えただろう。

 

しかし、いつからイヌ派へ転身したのか、少し不思議に

思った今日この頃…。