正の強化と負の罰

たまにはトレーナーらしく専門的なことも

書かなくては…ビックリマーク



最近、犬が飛びつくという行為について

話をする機会がありました。



その飛びつきを止めさせる方法として

対処法はいくつもありますが、その中でも

良く挙げられる方法にこのようなものが

あります。



犬が飛びついてきたら背中を向けて無視をする。



犬が諦めてお座りをしたら、ごほうびを与える。



この2つを同時におこなっていく方法が対処法

として良く挙げられる方法になります。



ちなみにこの2つで行われていることを専門用語を

使って説明すると、『正の強化』と『負の罰』という

ものになります。



正の強化を簡単に説明すると、良いことが始まり

直前の行動が増えることを指します。



ここでは、『犬がお座りをしたら、ごほうびを与える』

これが正の強化にあたります。



ごほうびをもらえるという良いことが始まるため、

直前のお座りをする行動が増えるのです。



では、もう一つの『犬が飛びついてきたら背中を

向けて無視をする』これが負の罰にあたります。



負の罰とは良いことがなくなり、直前の行動が

減ることを指します。



要するに、飛びつかずにお座りすればごほうびが

もらえるという良いことがあったはずなのに、

飛びついてしまったことで、ごほうびがもらえない

ばかりか、無視されるという良いことがなくなる結果

が生まれます。



そして、その直前の飛びつくという行動が減って

いくわけなのです。



そして、この2つを同時に行っていくことで、犬は

飛びつくと良いことがなくなるけど、飛びつかずに

お座りすれば良いことがおこると学習するのです。



よって、理論的に見てもこの対処法に問題はありません。



だが、現実は…



次回へ!



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