匂い嗅ぎする習性があるからといって、いつでも
どこでも、犬が匂い嗅ぎをしたいときにさせること
には反対だ。
それは何故かという話を今回していこう。
こんなケースがある。
以前に、お預かりをした大型犬の話だ。
その犬と散歩に行こうと思い、外へ出た瞬間に
匂い嗅ぎが始まった。
かなり強くその場に立ち止まって、一心不乱に
地面の匂いを嗅ぎ続ける。
そして、一歩進む度に同じことが繰り返される。
一向に進まない。
多少、無理矢理引っ張りながら、いつもの散歩コースを
歩いたのだが、かなりの時間を要した。
男手でこれだったのだから、女性の飼い主さんは
大変だろう。
その子にかけてやれる時間がたくさんあるのであれば
問題ないだろうが…
何にしろ、大変だったことは覚えている。
他にも、こんなケースでお悩みの方もいるだろう。
拾い食い。
拾い食いをする大抵の場合が、匂い嗅ぎからの
延長で行われることだろう。
それもそのはず。
味覚よりも先に、嗅覚によって情報を得ることが
出来るからだ。
なので、いつでもどこでも犬が匂い嗅ぎをしたい時に
させるというのは拾い食いをされる可能性が極めて
高くなる。
拾い食いをすることで、どうにかなってしまうほどの
物が落ちていることはそうそうないのだが、食べら
れないに越したことはないだろう。
昆虫などを食べる犬もいる。
確かにタンパク源として接種されたりするものも
あるが、見てて気持ちのいい光景ではない。
なので、そのようなリスクをなくす意味合いでも
秩序を作ってあげると良いのだ。
私が作る秩序としては、
一緒にお散歩している時には匂い嗅ぎしないで
たまには目を合わせながら楽しく歩こうよ!
幾つか場所を用意してるから、そこではお散歩ではなく、
自由行動の時間ね!自由に匂い嗅ぎもしていいからね!
さて、匂い嗅ぎも満喫したなら、またお散歩しよう!
お散歩の時は匂い嗅ぎはしないで、一緒に楽しく
歩くんだよ!
といった具合だ。
このように、犬の習性だから…と何でも許すのではなく、
犬の習性も満たしてあげることも考えた上で秩序を
作ると良いだろう。
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