問題行動の修正で大切なのは、問題行動を引き起こす原因を取り除いてあげること。
だから、対症療法では意味がない!
と、言われたらどう思いますか?
うんうん。その通り。
って思うでしょ!
だって僕もそう言われたら、そう思っちゃいますもん。
でも、意味がないわけではない。
ちなみに、対症療法って何かっていうと、問題の表面上の症状を直す、もしくは緩和させるという治療法。
どんなものかというと、例えば人間の場合、職場の人間関係でソリが合わずにストレスから胃の痛みを訴えたとしよう。その際に胃の痛みを抑えるために痛み止めを服用させるのは典型的な対症療法。
もちろん、この場合は職場の人間関係を修復していくことが大事だけど、まずは表面上の痛みだけども緩和出来れば少しは楽になるんじゃないかな。
その上で根本となる問題を解決していく。ちなみにそれは原因療法。
(上の例えだと、職場の人間関係の修復に当たるけど、自分ひとりだととても難しいケースも多いだろうし、とても時間がかかることなんだけどね。)
こういった対症療法とかって犬の世界でも言われたりするんだけど、やっぱり対症療法では意味がないっていう方も結構いて…。
もちろん、最終的には根本となる原因を解決しなければならないんだけど、そこに行くまでの道のりとして
対症療法とかも組み合わせて良いと思う。
例えば犬の場合。
吠えを例に挙げてみると、いろんな吠えのパターンがあるんだけど、たいてい方法は同じ。
吠える原因を見つけてその原因を取り除いていく、もしくは取り除けない状況であるならば原因となるものに慣らしていくって感じ。
いわゆる原因療法。
じゃあ、かなり緊急を要する状態だったらどうします?
例えば、近所からクレームが来て数日で家を追い出されてしまう…。そんな時は?
原因療法ですぐに吠えが収まるのであれば全く問題はないけど、吠えってものは時間がかかるケースがほとんど。
であれば、とにかく対症療法で吠えを止めさせる、もしくは緩和させたって良いんじゃないかな。
もちろん厳しい方法を使わなくて出来るのであれば一番だけど、罰を用いた方法も考慮しつつ。
そして、追い出されない状況でしっかりと問題の根本を解決していく。
そんな風に状況や症状も考慮して、組み合わせても良いと思う!
それとも、犬が悪いわけじゃないんだから引っ越せ!って思っちゃう!?
まあ、一例としてかなり稀なケースを出したからね。
でも、実際に自分が受けたことのある悩みのケースでした。