車を追いかける犬 5

では、私ならどのような方法を行うか。



今ここで、この方法というものはありません。



以前も書いたように、その子にうまくはまるか

試行錯誤しながら考えていきます。



それともう一つ、その方法を選ぶのに大切な

基準があります。



それは、その方法を飼い主さんが出来るかどうかです。



いくらトレーナーが出来ても、飼い主さんが出来なければ

意味がありません。



しかし、これが非常に難しい。



それが飼い主さんにとって、やりやすい方法であれば、

私は罰を用いたトレーニングを行うこともあります。



ここで、罰を用いたトレーニングと書いてしまうと、

誤解を与えかねませんので、少し補足しつつ。



罰という意味合いには、反応(行動)を減らすという

意味合いがあります。



なので、例えば車を追いかけた時に、『コラ!』と

大声で叫び、犬がびっくりすることにより、車を

追いかける行動が減ったのであれば、これは罰を

用いたトレーニングに当てはまります。



他にも、車を追いかけようとした時に犬の前に素早く

入り込み、それによって犬がびっくりし、車を追いかける

行動が減ったのであれば、これも罰に当てはまります。



罰を用いたトレーニングも様々です。



全てが、厳しいイメージではないということ。



その罰を行う強さにもレベルがあります。



もちろん、褒めて褒めて行動が修正されていくので

あれば、それに越したことはありません。



しかし、飼い主さんが感じている不安を早く取り除いて

あげるためには、手段を選ぶ必要があるということです。



飼い主さんありきの仕事ですからね!



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車を追いかける犬 4

標的に慣らしていくことも一つの方法だとは思います。



まずは刺激をコントロールするために、車や自転車の

あまり通らないところでのトレーニング。



実際に自転車を用意して、犬の意識が途絶えないレベルで、

犬と自転車との距離や、自転車のスピードの調整。



こちらに意識が向けられる時に、呼び戻しを行ったり、

ご褒美を与え、トレーニングをしていく。



これも一つではあるでしょう。



これが実社会で活きれば素晴らしい効果が

期待出来るかもしれません。



しかし、現状はどうなのでしょう。



朝や夕方、夜で標的の見え方は変わります。



車のライトに反応するかもしれません。



車の大きさや形によって反応するかもしれません。



走っている車や自転車のスピードだって様々でしょう。



それの全てに慣らしていくようにトレーニングすることは

一般の飼い主さんには不可能でしょう。



トレーナーの私ですら、躊躇します。



近年、厳しいトレーニングや罰を使ったトレーニングは

反対され、優しい方法のみが主流となっていました。



しかし、また最近少しずつ厳しさも必要ではないかと

トレーニング方法が変化してきているように思います。



でなければ、昨日書いたように、飼い主さんとの

関係性が危ぶまれる場面さえ出てくるはずです。



私たちトレーナーは飼い主さんの苦痛を改善するためには

様々な手段、手法を引き出しとして持たなければならないと

思います。



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車を追いかける犬 3

他にも飼育状況や、運動状況、留守状況、

ストレス状況飼い主との関係性、などの根本

からの解決案も挙げられることがあります。



もちろん手始めとして、このような状況や関係性の

改善から取り組んでいくことは理解できます。



しかしながら、これらは問題行動の内容によって

変わってくるものではないでしょうか。



今回ブログで挙げている問題行動を抱えている

飼い主さん達は、毎日の散歩の時間を緊張して

過ごし、苦痛に感じている方さえいます。



そして、犬との関係性が崩れていくケースも

知っています。



関係性の改善から取り組んでいる間に、関係性が

崩れてしまっては元も子もありません。



なので、問題行動の内容によっては、その問題の

対処を優先して行わなければならないケースも

あるかと思います。



そのためには多少の厳しさが必要になることも

あります。



もちろん、優しい方法のみを使って、状況や関係性を

改善して良くなれば、それに越したことはありません。



しかし、それが理想論になっては意味がない。



事実、飼い主さんとの関係性がとても良く、運動も

たっぷりして、ストレスがあまりかかっていない犬でも

車や自転車を見るとスイッチが入ってしまう犬などは

ざらにいました。



たくさんの質の高い運動をさせ、息をハアハアさせてた

ボーダーコリーも、標的を見かけたらピタリと呼吸が

止まり、ひたすらに追いかける姿勢を取っていました。



なので、この問題行動に関しては、根本がどうのって

話ではないのでは?と思ってしまうことがあります。





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