5フリーダム。

先日、動物取扱責任者が毎年必ず受講する

研修に行ってきた。



そこで配られた資料の中に、犬に対する考え方として

『5フリーダム』の言葉が掲載されていた。



5フリーダムとは動物福祉(アニマルウェルフェア)の

福祉基準となるものだ。



どのようなものかというと、



①飢えと渇きからの自由



②不快からの自由



③痛み、負傷、病気からの自由



④恐怖や抑圧からの自由



⑤自然な行動をとる自由




このようなことを考えて、飼育されているか

ということである。



もともとは、畜産動物視点で考えられていたものだが、

冒頭にも書いたように、犬やペットにも当てはめられる

ようになってきた。



それはそれで、とても素晴らしいと思うし、

5フリーダム自体の言葉にもとても共感出来る。



しかし、たまに『それは行き過ぎてないかな?』

と思うことがある。



先日、匂い嗅ぎについての話を書いた。



その中でも秩序を作って、匂い嗅ぎをさせて

あげるのが良いのではと書いたのだが、



以前、このような記事を読んだことがある。



5フリーダムには『自然な行動をとる自由』というものが

あるのだから、本来の習性である匂い嗅ぎなどは

犬がしたいようにさせるべきだと…



皆さんは、どう思われるだろうか!?




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匂い嗅ぎはさせていいが…

匂い嗅ぎする習性があるからといって、いつでも

どこでも、犬が匂い嗅ぎをしたいときにさせること

には反対だ。



それは何故かという話を今回していこう。



こんなケースがある。



以前に、お預かりをした大型犬の話だ。



その犬と散歩に行こうと思い、外へ出た瞬間に

匂い嗅ぎが始まった。



かなり強くその場に立ち止まって、一心不乱に

地面の匂いを嗅ぎ続ける。



そして、一歩進む度に同じことが繰り返される。



一向に進まない。



多少、無理矢理引っ張りながら、いつもの散歩コースを

歩いたのだが、かなりの時間を要した。



男手でこれだったのだから、女性の飼い主さんは

大変だろう。



その子にかけてやれる時間がたくさんあるのであれば

問題ないだろうが…



何にしろ、大変だったことは覚えている。



他にも、こんなケースでお悩みの方もいるだろう。



拾い食い。



拾い食いをする大抵の場合が、匂い嗅ぎからの

延長で行われることだろう。



それもそのはず。



味覚よりも先に、嗅覚によって情報を得ることが

出来るからだ。



なので、いつでもどこでも犬が匂い嗅ぎをしたい時に

させるというのは拾い食いをされる可能性が極めて

高くなる。



拾い食いをすることで、どうにかなってしまうほどの

物が落ちていることはそうそうないのだが、食べ

れないに越したことはないだろう。



昆虫などを食べる犬もいる。



確かにタンパク源として接種されたりするものも

あるが、見てて気持ちのいい光景ではない。



なので、そのようなリスクをなくす意味合いでも

秩序を作ってあげると良いのだ。



私が作る秩序としては、



一緒にお散歩している時には匂い嗅ぎしないで

たまには目を合わせながら楽しく歩こうよ!



幾つか場所を用意してるから、そこではお散歩ではなく、

自由行動の時間ね!自由に匂い嗅ぎもしていいからね!



さて、匂い嗅ぎも満喫したなら、またお散歩しよう!

お散歩の時は匂い嗅ぎはしないで、一緒に楽しく

歩くんだよ!



といった具合だ。



このように、犬の習性だから…と何でも許すのではなく、

犬の習性も満たしてあげることも考えた上で秩序を

作ると良いだろう。



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匂い嗅ぎはさせていいの?

今日はこんな質問について。



匂い嗅ぎはさせていいの?



これはトレーナーによってもいろいろな答えが

あることだろう。



私の答えは『良い』だ。



何故なら、犬は匂い嗅ぎをする習性を持っている。



特にそういった習性を活かした仕事をするために

作出された犬であれば尚更だ。



そういった犬種にはビーグルやバセットハウンド、

ブラッドハウンドなど他にも様々な犬がいる。



そういった犬種でなくても、犬は人よりも嗅覚が

優れている動物である。



と、いうことは犬は嗅覚を使って様々な情報を得たり

することになる。



そういった習性を真っ向から全て否定してしまうのは

犬にとってどれだけのストレスとなるだろうか。



人間も嗅覚を頼りに様々な情報を得ることはある

だろうが、それよりも人間の場合は視覚を頼りに

情報を得ることだろう。



その頼りになる視覚を一切封じられたとしたら、

どれだけのストレスがかかることだろうか。



なので、私の答えとしては匂い嗅ぎすることは

『良い』である。



むしろ、させてあげて欲しい。



しかし、そこには秩序が必要になる。



匂い嗅ぎする習性があるからといって、いつでも

どこでも、犬が匂い嗅ぎをしたいときにさせること

には反対だ。


その秩序を作るのは飼い主さんである。

次回に、匂い嗅ぎをさせるにしても秩序を作るべき

理由について、いろんなケースを交えて書いてみたい。




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