ご飯を守ることを、認めてあげるべきか、止めさせるべきか。
私であれば、前回の記事でも書いたように、止めさせる方を選ぶ。
認めてあげるということは、犬が食事をしている時に、近付かない、
身体を触らない、食器に手を伸ばさないということになる。
それだけであれば出来るであろう。
だが、偶然にも近くを通らなければならないことが起こった時に、
うなられても、噛みつかれても仕方がないということである。
子供が遊びに来た時、孫が遊びに来た時、子供や孫が何気なしに
食事中の犬を触ろうとした時に、噛まれても仕方がないということだ。
子供達に前もって注意出来るなら良いが、それでもやってしまう
可能性があるのが子供である。
もしかしたら、犬の食事中に大切な指輪が食器の近くに落ちて
しまうかもしれない。
そのままにしておけば、誤って指輪を誤飲してしまうかもしれない。
そのようなことがあっても、認めてあげますか?
前回も書いたように、信頼関係などの飼い主さんとの関係性とは
別に所有欲を見せることがある。
であれば、最初からそのような所有欲は抑えるようなトレーニングを
しておいた方が良いだろう。
それで事故が起こる可能性がぐっと減るのであれば、その方が
良くはないだろうか。
そして、そのトレーニングを行うにしても、犬の食事の邪魔ばかりする
わけではない。
人間が近くにいても、平気なこと、食事を守る必要がないことを
教えて行くだけである。